転売防止や利便性が高いことから、
近年電子チケットのみで
販売されるライブやイベントが
多くなってきた。
しばらくは、紙チケットかどちらか
選べたんだけどな。
併せて、これも転売防止のためだろうけど、
当日入場口でしか席がわからない、
というシステムも増えてきた。
これだと、
チケットが送られてきたり、発券しても
「チケット引き換え券」と書いているだけなので
ドキドキ感というのがまったくない。
あらかじめ遠い席とわかってるなら
オペラグラス持参で行こうと思うしね。
実際、一昨年のスピッツのm「MIKKEツアー」で
ショックだったことがある。
2daysの一日目、ファンサイト先行の分で
とったチケットだった。
友人と行く予定だったけど、友人が仕事が
どうも休めないみたいだと
キャンセルのメールがきたので、
職場の人を誘った。
スピッツファンというわけではないけど、
ライブ自体が久しぶりだというので
とても楽しみにしてくれてた…のに。
入場口で受け取った座席番号は、
アリーナ級会場の、
ステージと対面する奥の、
後ろから2番目の列だった……(泣)
今までみたいに、事前に席がわかっていたら
職場の人は絶対誘わなかった。
決して安くないチケット代。
本当に申し訳なかったなあ。
その入場の際、なかなか画面が出ず、
やたら焦った。
これは“慣れ”たら解消するのかなあ。
でもなんといっても、
不都合になったことといえば、
都合で行けなくなった場合に
気軽に譲れなくなったことだ。
今までそういう場合は、
定価かそれ以下の値段で譲ってきたが、
それさえも気軽にできなくなってきた。
証明書を提示させられるかもしれないし、
同時入場しかダメというのもあるからだ。
知り合いの知り合いに譲る、という場合、
今までだったら
チケットを郵送したり、
渡してもらえばよかったけど、
電子チケットだと、
そのためにアドレス教えてもらったり
しなくてはいけないわけだ。
チケットによっては「公式リセール」
(一度購入したチケットを再販する仕組みのこと)
があるけれど、
それも公演近くになったらむずかしい。
また、チケット2枚で当選して、
その申しこんだ本人が行けなくなった場合、
同行者だけでは行けないということが多々ある。
今のコロナ禍では、状況や気持ちが
どう変わるかわからないから
よけい難しいよなあと思っている。
転売でとんでもない金額が
並んでるのを見ると
すごく腹が立ってしまうけど、
新しいシステムに
もろ手を挙げて賛成できないと
いうのが正直なところだ。