携帯電話を初めて持ったのは1997年頃。
それよりちょっと前だったか。
転職した先で、持たされたのが最初だった。
仕事が休みの日に不用意に
かけてこられるのが嫌で
お休みの日は電源を切ったりしていた笑
今思うとなんというやつだ、と
思ってしまうが笑
急用でもない事で
電話がかかってきて、
仕事モードに一挙に
引き戻されるのが嫌だったのだ。
どうしても連絡が必要だったら
自宅にかかってくるはずだと
思ったからだけど。
個別に携帯の着信メロディを設定できたので、
会社からのは、おもーい感じのにして、
よしっと覚悟をしてから出たものだ笑
その頃にそんな名前は
ついてなかったけど
その当時のケイタイは、
いわゆる「ガラケー」。
着信用の曲が、最初から何曲か
入っていた。
好きな曲を入れたいなあと
思っていたら、
それに対応するものがでてきた。
それが「着メロ本」だ。
ケイタイの数字キーを押して、
音符データを手打ちで入力するのだ。
着メロ本のスコアを見ながら、
携帯電話の数字キーを押していく。
「1、2、5…」と打つと、
それが「ド、レ、ソ…」と入力されるというわけ。
今思うと、よくそんなめんどくさいことを
したなあと思うけど、
好きな曲を!って想いが強かったなあ。
着メロ本によって掲載されてる曲が違ったので
買ったのはスピッツの「チェリー」が載ってる本!
それを買って必死に打ち込んでいったなあ。
他にもいくつか打ったんだけれど
何を打ったのか、すっかり忘れてしまった。
曲と呼べるものではなく、
”曲に聞こえる電子音”だったんだけど、
「チェリー」ができた時は凄く嬉しかった!
家族や職場の人にも
聞かせてまわったりした笑
確か「チェリー」は家族からの電話(自宅の電話番号)の
着メロにしたと記憶している。
それから、だんだんと、時代は着メロではなく、
ちゃんと「歌」がダウンロードできるようになっていったけれど、
スマホの今では、着うたなど入れたことない。
周りでもほとんで聞かれなくなった。
ほんの20年くらいのことなのに、
携帯電話の進化って、
着信音一つをとっても
すごい変化だとしみじみ思う。